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国のねんきんトピックス | ||
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今年の2月末に開始したねんきんネットは、インターネットを通じて自分の年金記録を確認できるサービスです。今までも「年金個人情報提供サービス」や「ねんきん定期便」などで記録の確認はできましたが、ねんきんネットではより簡単な手続きで情報が得られるようになりました。 | ||||||
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利用するには、まず日本年金機構のホームページから登録を行い、ユーザIDとパスワードの発行申請をします。通常の申請でも郵送までは5日程度、平成23年度のねんきん定期便に記載されている「アクセスキー」を使用すれば、インターネット上で即時発行されます。この手続きの迅速さが、これまでの情報提供と比べて大きな改善点となっています。 |
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ねんきんネットのサービス内容ですが、年金記録に関しては各年度(年齢)と月別の一覧表から、当時自分が加入していた年金の加入状況が参照できます。表から各月の年金記録をクリックすると、会社の名称や標準報酬月額などの情報が表示されます。記録は毎月更新されていくので、いつでも最新のデータを確認することが可能です。 |
■ねんきんネットの画面イメージ |
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他には、年度別に今までの勤務先・住所などを記入する「私の履歴整理表」が作成できるサービスがあります。これまでも年金事務所や日本年金機構ホームページから入手可能でしたが、ねんきんネットではホームページ上でより簡単に作成できるようになっています。 また、将来受け取ることができる年金見込額の試算も可能です。ただし、平成23年2月現在は「ねんきん定期便が送付された時点」での被保険者記録を基にした見込額になります。 |
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パソコンが使えない方も、全国の年金事務所や一部の郵便局・市区町村の窓口でねんきんネットのサービスに準じた年金記録が照会できます。郵便局・市区町村に関しては、利用できる所が順次拡大されていく予定です。 |
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国の年金である老齢基礎年金や老齢厚生年金といった終身支給の年金は、支給される期間が長期にわたるため、その間に経済環境などが大きく変わってしまう可能性があります。そういった場合に年金の実質的な価値を保つため、物価や賃金等の変動に合わせて年金額の改定が毎年行われます。年金額には、法律上の支給水準である「本来水準」と実際の支給水準である「特例水準」があり、いずれか高い方が支給されます。現在支給されているのは、平成12年〜14年の物価下落分を据え置いた特例水準の年金額です。 年金額の改定は、原則、物価が下がれば年金額も下がる仕組みで、具体的には物価の水準が直近の年金額引き下げの年(現在は平成17年が基準)を下回ったときに年金額が引き下げられます。ここ5年間は、平成17年の物価水準よりも高かったため据え置かれていました。 平成23年度は、物価水準が前年より0.7%下がったことにより平成17年の物価水準を0.4%下回りました。そのため年金額もそれに合わせて引き下げられ、老齢基礎年金(満額)の場合、年額で平成22年度の792,100円から3,200円減の788,900円となりました。 なお基金が支給する年金(代行部分)に係る上記の改定は、全て国が行なうことになって居りますので、基金が支給する年金額は変わりません。 |
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